こんにちは、えらせんです。
今回は「イライラしたときに出てしまうクセ」について話していきます。怒りや不機嫌の裏には、言葉にできない気持ちや、過去の経験が隠れていることがあります。今日はそんな“感情の奥にある本音”を紐解いていきます。
1.無言になるのは、自分の気持ちを整理できていないとき
言いたいことがあるのに、なぜか何も言えなくなる。そんな「無言」の裏には、心の中でぐるぐると気持ちが渦を巻いている状態があります。言葉にするには感情がまだまとまっていない、自分でもどう感じているのかがわからない。無言でいる自分を「冷たい」と責めないでください。これは、気持ちを言葉にするための整理時間です。沈黙の中にある葛藤や戸惑いに、自分自身が寄り添ってあげることが必要です。
2.スマホを無意識に触るのは、現実から逃げたいとき
ついスマホに手が伸びて、気づけば意味もなく画面をスクロールしている。そんなとき、人はたいてい“今ここにある感情”から目をそらしたがっています。イライラ、不安、孤独、焦り。そんな感情と向き合うのがつらくて、意識を外に向けてしまう。でも、逃げたくなるのは弱さではなく、一人で抱えるには少し重たすぎるのかも。「今、つらかったんだね」と、自分の内側に目を向けることが、回復の第一歩になります。
3.物にあたるのは、うまく言葉にできない悔しさ
ドアを強く閉めたり、物を投げたりしてしまうとき。それは「もうどうしていいかわからない」という叫びのようなもの。怒りや悲しみ、悔しさが渦巻いているのに、それを誰かにうまく伝えることができない。その“詰まり”が、手に力となって現れてしまいます。本当は誰かを責めたいわけでも、何かを壊したいわけでもなく、「わかってほしい」のに届かないもどかしさ。その奥にある“伝えられない気持ち”に気づいてあげることが大事です。
4.声が大きくなるのは、ちゃんと聞いてほしいサイン
つい声を荒げてしまうとき、それは「無視されたくない」「ちゃんと届いてほしい」という切実なサインです。声を大きくしなければ伝わらないように感じてしまうのは、過去に何かを“聞いてもらえなかった経験”があるのかもしれません。怒っているように見えて、その奥にあるのは必死な思い。大きな声の裏には、「どうか、ちゃんとわかって」という強い願いがあります。その気持ちを自分自身でキャッチできると、怒りの温度は少しずつ下がっていきます。
5.距離をとるのは、これ以上傷つきたくないから
誰かとの関係がしんどくなったとき、黙って距離を置いてしまうことがあります。「関わるのがめんどくさい」ではなく、「これ以上近づいたら自分が壊れてしまいそう」という防衛本能が働いたから。誰かとの間に壁をつくるのは、関係を断ち切りたいからではなく、自分を守るための選択であることも多いです。少し離れてみることで、また優しさを取り戻せるなら、その距離は必要なものかもしれません。
6.不機嫌アピールは、「わかってほしい」の裏返し
言葉にはできないけど、気づいてほしいとき、人は態度で感情を伝えようとします。ムスッとした表情、トゲのある返事、沈黙。どれも本当は「今つらいんだよ」と誰かに気づいてもらいたいというサイン。不機嫌になるのは、「どうせ言っても伝わらない」というあきらめが染みついている場合もあります。だからこそ、その不機嫌の裏にある「本音」に、自分で気づいてあげることが大切です。
7.相手の粗探しをするのは、自分が否定されたように感じたとき
誰かに指摘されたり、注意されたりすると、無意識に「でもあなたもさ」と言い返したくなることがあります。それは、自分の価値を否定されたように感じてしまったときの防御反応。責められたくない、傷つきたくない。だから相手のミスを見つけて、自分を守ろうとする。でも、実はその攻撃の裏にあるのは、「もっとちゃんと認められたい」「わかってほしい」という切ない願いかもしれません。
まとめ
感情は、ただの反応ではなく、「心からのメッセージ」。イライラの裏には、わかってほしい気持ち、守りたい自分、自信のなさ、たくさんの心の揺れが隠れています。行動だけを責めるのではなく、その奥にある「自分の声」に耳を傾けてあげてください。きっと、少しだけやさしくなれるはずです。
次回はもっと面白い記事を書くので、お楽しみに!
えらせんでした。